砂山の砂に腹這(はらば)ひ
初恋の
いたみを遠くおもいひ出ずる日
[ Romaji ]
砂の上にうつぶせになった日のことを思い出すと、初めてのときめきの痛みが遠くで光る小さな宝石のように見えました。幼い自分が抱いていた大きな想いは、時間が経っても消えずに心の片隅に残っていて、ふとした瞬間にやわらかく揺れました。思い出すたびに胸の奥がぽっと温かくなり、あの頃の純粋な気持ちをそっと抱きしめたくなりました。砂の感触や風の匂いまでが一緒に戻ってきて、昔の自分と今の自分が静かに手をつないでいるような気分になりました。