この道はいつか来た道
ああ そうだよ
あかしやの花が咲いてる
あの丘はいつか見た丘
ああ そうだよ
ほら 白い時計台だよ
この道はいつか来た道
ああ そうだよ
お母(かあ)さまと馬車で行ったよ
あの雲はいつか見た雲
ああ そうだよ
山査子(さんざし)の枝も垂(た)れてる
[ Romaji ]
懐かしい道を歩いていると、昔の出来事がそっと近づいてくるように感じました。花の匂いや丘の輪郭、遠くに見える建物が記憶の中で静かに結びつき、幼い日の手の温もりや揺れる乗り物の感触がふと戻ってきました。空の雲がゆっくり流れるのを眺めると、時間がゆるやかに伸びたり縮んだりして、安心と少しのせつなさが混ざった気持ちになりました。誰かと並んで歩きたくなり、また一歩踏み出そうという力が湧いてきました。