かきながせる 筆のあやに
そめしむらさき 世々(よよ)あせず
ゆかりのいろ ことばのはな
たぐいもあらじ そのいさお
まきあげたる 小簾(おす)のひまに
君のこころも しら雪や
廬山(ろざん)の峯(みね) 遺愛(いあい)のかね
めにみるごとき その風情(ふぜい)
[ Romaji ]
筆の動きと深い紫の色が目に浮かび、静かな敬意が胸に広がりました。色が長く残る様子から、時を越えて愛されるものの強さを思いました。言葉が花のように丁寧に並び、そこから漂う品格に心が和みます。小さな隙間に見える優しさや雪のように清らかな想像が広がり、古い山や鐘の音がそっと聞こえてくるように感じます。短い詩に美と誇りが凝縮されていて、守りたくなる気配がありました。言葉はやさしくて子どもでも分かる表現で、すぐに情景が浮かびました。