守もいやがる 盆から先にゃ
ゆきもちらつくし 子も泣くし
盆が来たとて なにうれしかろ
かたびらはなし おびはなし
この子よう泣く 守をばいじる
守も一日 やせるやら
はよも行きたや この在所こえて
向うに見えるは 親のうち
向うに見えるは 親のうち
[ Romaji ]
子守唄を聞きながら、寒さや寂しさに耐える日々がそっと伝わってきました。子どもの泣き声に心が痛み、世話をする人の疲れた様子が目に浮かびました。祭りや季節の移り変わりがあっても心は晴れず、早く親元へ行きたいという願いが静かに強まっているように思えました。身近な暮らしの中で小さな不安と優しさが交互に現れ、誰かのぬくもりを求める気持ちがやさしく胸に残りました。遠くに見える家を思い描くと、歩き出したくなる希望も芽生えました。