あたまを雲の上に出し
四方(しほう)の山を見おろして
かみなりさまを下にきく
ふじは日本(にっぽん)一の山
青ぞら高くそびえたち
からだに雪のきものきて
かすみのすそをとおくひく
ふじは日本一の山
[ Romaji ]
高くそびえる姿を想うと、空と山が大きな舞台になっているように感じられ、思わず見上げたくなりました。頂に白い衣をまとっている様子は堂々としていて、遠くまで伸びるすそが広がる光景は力強さを伝えてきました。雷の音が下に聞こえるという描写は、山の存在がただ美しいだけでなく厳しさも持っていることを教えてくれました。青い空と雪の白がはっきりと分かれて見えると、自然の色合いが心に残り、絵に描きたくなる気持ちが湧きました。大きなものを前にして小さな自分を感じると同時に、どこか誇らしい気分にもなり、遠くを見つめる時間が豊かに思えました。