坂を登って見た
あの夕陽を背に従えていた
眩しくて逸らした白い羽追いかけては
飛べそうな気がしていた
どうしたって消せないもの
どうしたって消えないもの
離れてゆく線なのに私はあの日のあなたに近づいている
小さな亡霊は笑っている
どこまで離れたか分からない心を繋げている
繋げている
[ Romaji ]
夕暮れを背にして坂をのぼったときの、胸がきゅっとするような景色を思い出しました。白いものを追いかけて空を飛べる気がしたあの日があって、そうした小さな勇気が今も心のどこかに残っていました。消せない記憶や消えない思い出に戸惑ったこともありましたが、時間が経って少しずつ受け止められるようになりました。小さな影がにっこり笑うような温かさを感じると、離れていったはずの誰かと心がつながっている気がします。過去を抱えながらも前を向こうとする気持ちが生まれ、静かに歩き出す力になりました。