走れぬ足射抜いて 怠ける切迫見抜いて
また息をするために止まった詩が居るって
尖らぬ心でも刺して 交わる後の話はどう?
見える様に光が当たる場所に
居続けるために這いずる余生
足りない骨が出づる余計
[ Romaji ]
息を止めてしまいそうな緊張感と、そこでふっと止まるやわらかさが同居しているように感じます。走れないもどかしさを見つめる視線があって、そこから逃げずに立ち止まった瞬間に小さな詩が生まれたのだと想像しました。今は光が当たる場所を目指して這い進む力があると伝わり、過去には刺さるような痛みを抱えていたこともありましたが、それでも少しずつ体を動かしている自分がいました。足りないものを数えると不安になるけれど、逆にそれが新しい形を作る材料になっている気がします。言葉が尖っても優しくなろうとする意志が見え、読む人の胸に小さな勇気を残すような余白がありました。