濁る目 贅沢な焼け跡に立つ程
選ばない余生も見たい
灯せど消えた今日達の灰を掬い愛しく思う今日だ
春の跡 燃え尽きた火が私を生かした
いつかの瀬 消える日の向こうは始まりと似てる
吸った言葉 別れ際の皺
貰った羽で私まだ駆けている
追った黄色 焼きついた朝日 目の前の星
忘れないでいると預かってはいるが
[ Romaji ]
灰をすくうようなやさしい視線が伝わってきて、ささやかな愛しさが胸に広がりました。燃え尽きた火が生かしてくれたと気づいたことがあり、そこから少しだけ強くなれました。消えていく日の向こうに新しい始まりがあると想像でき、もらった羽で走る気持ちが芽生えました。追いかけた黄色い輝きや焼きついた朝日の色を忘れないと決めた自分がいて、目の前の星を大事に預かっているような安心感を抱きました。曇った視界でもきらめきを見つけられると信じています。選ばない日々にも興味が湧き、いろいろな時間を見てみたいと思いました。吸い込んだ言葉や別れのしわが過去に残っていましたが、それらが今の支えになっていると感じます。だから静かに前へ進もうとする気持ちが生まれました。