春よ来い 早く来い
あるきはじめた みいちゃんが
赤い鼻緒(はなお)の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている
春よ来い 早く来い
おうちのまえの 桃の木の
蕾(つぼみ)もみんな ふくらんで
はよ咲きたいと 待っている
[ Romaji ]
春が来るのをじっと待つ気持ちがやさしく伝わってきて、歩き始めた子が外へ出たくてうずうずしている様子が目に浮かびました。赤い鼻緒の履物をはいてそわそわする姿は無邪気で、家の前の木々も静かに準備をしているように感じました。つぼみがふくらんでいくのを見守る時間はゆったりとしていて、鳥のさえずりややわらかな風がそっと背中を押してくれるようでした。誰かと一緒に春を確かめに出かけたくなる温かさがあり、日差しが少しずつ増していく期待が心を明るくしてくれました。