みどりのそよ風 いい日だね
ちょうちょうもひらひら まめの花
なないろばたけに 妹の
つまみ菜摘(なつ)む手が かわいいな
みどりのそよ風 いい日だね
ぶらんこゆりましょ 歌いましょ
巣箱の丸窓 ねんねどり
ときどきおつむが のぞいてる
みどりのそよ風 いい日だね
ボールがぽんぽん ストライク
打たせりゃ二塁の すべり込み
セーフだおでこの 汗をふく
みどりのそよ風 いい日だね
小川のふなつり うきが浮く
静かなさざなみ はね上げて
きらきら金ぶな 嬉(うれ)しいな
みどりのそよ風 いい日だね
遊びにいこうよ 丘越えて
あの子のうちの 花ばたけ
もうじき苺(いちご)も 摘めるとさ
[ Romaji ]
みどりのそよ風が頬をなでるようなやさしい景色が広がり、蝶や花の色が目にやさしく飛び込んできました。妹が小さな手で菜をつまむ仕草やぶらんこで笑い合う声が近くで聞こえるようで、心がほっと和みました。巣箱の丸い窓からのぞく小鳥の仕草に目を細め、ボールを追いかけて汗をぬぐう元気な姿にこちらまで力が湧きました。小川のきらめきや釣り糸の浮きが揺れる様子は静かな楽しさを教えてくれ、丘を越えて花畑へ行く約束やもうすぐ摘める苺のことを考えると胸が弾みました。外で遊ぶことの喜びが素直に伝わり、読んだあとで友だちと出かけたくなる気持ちになりました。