兎(うさぎ)追いしかの山
小鮒(こぶな)釣りしかの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき故郷
如何(いか)にいます父母(ちちはは)
恙(つつが)なしや友がき
雨に風につけても
思いいずる故郷
こころざしをはたして
いつの日にか帰らん
山はあおき故郷
水は清き故郷
[ Romaji ]
山や川の風景が目に浮かび、幼い日の遊びや静かな時間がやわらかく蘇りました。遠くにいる家族や友人を思う気持ちがじんわりと広がり、いつかまた会える日を心に描いて歩きたくなりました。雨や風の音が記憶を揺らし、緑の山や澄んだ水の色がやさしく励ましてくれました。約束を果たすために力をためようという決意が生まれ、外へ出て確かめたくなる温かさが残りました。読後は深呼吸をしたくなり、足元の土や風を確かめるような気分になりました。小さな希望が内側でふくらみました。