更(ふ)けゆく秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとりなやむ
恋しやふるさと なつかし父母(ちちはは)
夢路(ゆめじ)にたどるは 故郷(さと)の家路
更けゆく秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとりなやむ
窓うつ嵐(あらし)に 夢もやぶれ
遥(はる)けき彼方(かなた)に こころ迷う
恋しやふるさと なつかし父母
思いに浮かぶは 杜(もり)のこずえ
窓うつ嵐に 夢もやぶれ、
遥けきかなたに 心まよう
[ Romaji ]
夜が深くなるときにひとりで外を見ているような気持ちがじんわり伝わってきました、遠くにある家や両親の顔を思い浮かべて胸がしめつけられることがあり、夢の中で帰る道をたどるようなやさしい時間と、窓をたたく風に心が迷う不安が交互にやって来ました、嵐の音が近く感じられるときは少しこわくなりましたが、思い出の匂いや木々の影がやわらかく寄り添ってくれて、ひと晩だけでも故郷を思い出していいのだと気づかされ、朝を待つ気持ちが静かに育ちました。