海は荒海 向こうは佐渡よ
すずめ啼(な)け啼け もう日はくれた
みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ
暮れりゃ砂山 汐鳴(しおなり)ばかり
すずめちりぢり また風荒れる
みんなちりぢり もう誰も見えぬ
帰ろ帰ろよ ぐみ原わけて
すずめさよなら さよならあした
海よさよなら さよならあした
[ Romaji ]
夕暮れの海辺で風がざわつき、向こうの島影がぼんやり浮かぶ景色を思い描くと胸がじんわり温かくなりました、子どもたちが呼び合いながら砂山を離れていく様子には寂しさと互いを気づかうやさしさが混ざっていて、星が出ると帰る合図のように感じられ、波の音や潮の匂いが昔の出来事をそっと呼び戻し、すずめの鳴き声が散り散りになる瞬間や風が強まる場面は自然の厳しさと助け合いの大切さを同時に教えてくれて、別れの言葉にはまた会えるという小さな約束が含まれているようで、明日を楽しみにする気持ちが静かに育ちました。