揺籃(ゆりかご)のうたを
カナリヤが歌う よ
ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ
揺籃のうえに
枇杷(びわ)の実が揺れる よ
ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ
揺籃のつなを
木ねずみが揺する よ
ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ
揺籃のゆめに
黄色い月がかかる よ
ねんねこ ねんねこ ねんねこ よ
[ Romaji ]
揺れる寝床のそばで小さな歌声が続き、やわらかな光とともに眠りへと誘われる情景が心に残りました。小鳥や木の実や小さな生き物がそっと役割を分け合っているように感じられ、穏やかな呼吸に合わせて世界がゆっくり動いている気配がしました。繰り返される旋律は子どものまぶたを重くし、優しい手ざわりや毛布のぬくもりを思い出させてくれました。夜の静けさの中で夢へと橋をかけるようなやさしい時間が流れて、耳をすませると心が落ち着き、安心して目を閉じられる気持ちになりました。