(公団)
公団の陰に
わすれら
レタッチの効かない悲しみの群れ
雨が降り出す予感 色とりどりの傘で新たな色が満ちていく
…
とりとめのないこと思い出していた
君は疲れ果てた 少し寝てたみたいね
一人にも飽きて
最終回を待っているように
ただ数える
何光年? 君まで
悲しみの向こうまで
その目で祈っている
暗さに目が慣れるまで
光に目がやられるまで
暗さに目が慣れるまで
光に目がやられるまで
暗さに目が慣れるまで
光に目がやられるまで
暗さに目が慣れるまで
光に目がやられるまで
何光年?
[ Romaji ]
街角に降る雨が色を変えていく描写に心が引き寄せられ、静かな観察眼が胸に残ります。過去にふと立ち止まり途方に暮れた瞬間があったと想像し、そこから現在へと続く微かな連なりを見出しました。傘の群れが作る新しい景色は悲しみを覆い隠すのではなく、むしろ別の見方を与えてくれるように思えます。暗闇に慣れる時間と光に慣れる時間が交互に訪れる感覚が繰り返され、その距離を測る問いかけが切実に響きました。問いの先にある小さな祈りや、誰かの目が向けられる温度が確かに感じられ、遠さを測る尺度がいつか変わることを期待したくなる余地がありました。