素直に交わせる 言葉一つでもあったら
あの日不機嫌に部屋を 出て行く君はいないかな
流れている君のレコードに耳澄まして
一人で涙流す自分を抱きしめている
冷めきった脳で振り返ると傷は
大袈裟すぎて笑えたあと
泣けてくるんだ
部屋を出たら雨がほんの少し降っている
これくらいじゃ君は傘を差さないだろうな
差さないだろうか?
コンビニまで駆けて 互いに濡れていたから
『大きな傘を買ったの いつもの二人へ帰ろう』ってさ
海岸線に手を振れ
傾く日 港の灯
祝祭日 戻らない
[ Romaji ]
静かな夜の断片がそっと胸に触れ、言葉にしないまま交わされた距離感が鮮やかに浮かびます。あの日のすれ違いを思い出すと苦笑いがこぼれ、同時に小さな後悔が胸を締めつけました。雨に濡れた帰り道のささやかな出来事が繊細に描かれていて、些細な仕草が重みを帯びて見えます。今は傘を差して並ぶような穏やかな和解を願う気持ちが芽生えており、過去の拙さを責めるより互いの不器用さを受け止め合う余地があると感じます。静けさの中に控えめな希望が差しているようで、柔らかな決意が伝わってきます。