馬の骨に候の一言メモ
顔が見えないのに名前だけがあるという不思議さに、最初は首をかしげながらも興味がわきました。遠くから眺めると世界が小さく見えるけれど、自分の背丈は変わらないという事実が静かに胸に刻まれます。声が届かないもどかしさや、同じ目線で向き合うことへのためらいが率直に伝わり、取り繕う言葉がかえって孤立を深める様子が切なく感じられました。舞台裏の光景や誰も求めない独り言のような音が心に刻まれ、虚勢を張る瞬間の滑稽さも見えました。変えられないルールを知りつつ遊び続ける姿勢には余裕があり、諦めとは違う静かな強さが漂っていました。最後にはすべてを軽やかに受け流すような余韻が残り、肩の力が少し抜けた気分になりました。