朧に浮かぶ惜別の詞 枯れるか散るかの運命ですか?
言葉の真意が色褪せますように 枯れるか散るかの運命ならば
根が腐るまで潤してあげましょう
開いた花びらをひとつずつ千切って
貴方様は散り際さえ麗しくあってください
花冷えの折どうかご自愛くださいませ
朧に浮かぶ貴方の面影
なぞる指に棘が刺さる その指で生を摘み取ってあげましょう
開いた花びらをひとつずつ千切って
天道是か非か占ってあげましょう
ひと思いに咲いた哀れな行方
愛すべき花の花言葉は「良い知らせ」
開いた花びらをひとつずつ千切って
天道是か非か占ってあげましょう
散り際も、眠り、腐ったあとも貴方様はどうか麗しく
いっそ もういっそ 私が殺めてあげましょう
花冷えの折どうかご自愛くださいませ