ききわけのない女の頬を
一つ二つはりたおして
背中を向けて煙草をすえば
それで何もいうことはない
うれしい頃のピアノのメロディ
苦しい顔できかないふりして
男と女は流れのままに
パントマイムを演じていたよ
ボギー ボギー
あんたの時代はよかった
男がピカピカの気障でいられた
ボギー ボギー
あんたの時代はよかった
男がピカピカの気障でいられた
しゃべりが過ぎる女の口を
さめたキスでふさぎながら
背中のジッパーつまんでおろす
他に何もすることはない
想い出ばかり積み重ねても
明日を生きる夢にはならない
男と女は承知の上で
つらい芝居をつづけていたよ
ボギー ボギー
あんたの時代はよかった
男のやせがまん粋に見えたよ
ボギー ボギー
あんたの時代はよかった
男のやせがまん粋に見えたよ
ボギー ボギー
あんたの時代はよかった
男がピカピカの気障でいられた
ボギー ボギー
あんたの時代はよかった
男がピカピカの気障でいられた
[ Romaji ]
不器用で古風な男の美学と、それに翻弄されながらも続く男女の滑稽な芝居がユーモラスに描かれていました。言葉を重ねるよりも沈黙や煙草の煙で語る姿に、古き良き時代の格好良さを感じます。未来への夢よりも、今この瞬間の粋な振る舞いを大切にする潔さが印象的でした。どこか演劇を見ているような客観的な視点と、現実のつらさを飲み込むやせ我慢の美学が、独特の哀愁を漂わせていました。