黒緋に燻る小さな心臓
自分だけの鼓動を響かせる
いつか見た夜明けの滾る だけどあたたかな炎
醜い泥 雪いで 照らす灯り
流れる星を 導にしたら
この世界 誰が為に巡ろうが構わない
灯火よ
暗がりを手を握り照らす君の強さを
欲しがった数多の亡霊が足を離さない
そんなくだらないどうしようもない世界だからこそ
君の綺麗さを眩しくさせるんだろう
夜明け前 朝になる
濁流のように迫る周りの声
自分が思う自分はどこにいる
「冷たい雨が降るからもう火は必要ないよ」
はりぼての虚勢だろ
弱ささえも強さに変えて
蒼白くぼやける温度の低いその声は
歓声か メイデイか どちらでもいい
光差す方へ
漆黒の帷、開く 朝日はゆらゆれる
目眩く絶佳 わけもなくこぼれ出す涙
それは変わらない奇跡のような世界だからこそ
君の正しさを愛と感じるんだろう
ああ 色づく街 まっさらなページは
新しい一日を待ち望むしるし
美しさにその目逸らさないように
自分だけの炎、胸に
夜が明ける
[ Romaji ]
漆黒の中で小さな鼓動が確かに響いてくる描写に胸がざわつき、夜明けへ向かう光の揺らぎが鮮やかに目に浮かびました。過去には自分の輪郭がぼやけていた瞬間があったと想像しましたが、今は弱さを力に変えようとする意志が滲んでいます。声にならない周囲のざわめきに押されながらも、自分だけの炎を胸に抱いて進もうとする決意が伝わり、涙がこぼれる場面の切なさと同時に希望が芽生えていることが感じられました。漆黒が開く瞬間の鮮烈さが心に残ります。