おやおやあらまあ どうしたの
こんなところに ひとりで
泣いているのかい 怪我しているのかい
あたしのオンボロトラックに
よければ 乗っていきなよ
その傷を 手当しなきゃ 早いところ
遠慮なんか無用さ これも何かの縁さ
取って食いやしないよ 心配いらないさ
次から次へ交差点 どっちへ進んでもいい
何があったか知らないが 考えすぎちゃだめさ
乗っていきなよ あたしのトラック
でこぼこ道 つかまりな
あたしのかっこいいトラックで
マーケットに 乗りつけて
欲しいもの かごいっぱい あれもこれも
まだまだもっと積める あんたの荷物ぜんぶ
あたしが引き受けた 心配いらないさ
素晴らしさっていくつもあって どれを選んでもいい
難しいことじゃないさ 考えすぎちゃだめさ
乗っていきなよ あたしのトラック
ヘアピンカーブ つかまりな
明日はいいことありそうさ 訳もなく信じていい
面白がって 嬉しくなって 考えすぎちゃだめさ
乗っていきなよ あたしのトラック
遠くはないさ 駆け抜けよ
[ Romaji ]
おんぼろのトラックに乗せられたような気楽さと安心感があり、読んでいると自然に肩の力が抜けていきました。困っている人を見るとすぐ手を差し伸べる優しさが温かく伝わり、細かい事情を詮索せず一緒に進もうとする包容力にほっとした気持ちになりました。道がでこぼこでも笑いながら進めば心が軽くなるという考え方が明るく示されており、難しく考えすぎないでいいのだと励まされます。荷物を全部引き受けるという頼もしさと、軽やかで飾らない語り口が親しみやすく、子どもにも分かりやすい言葉選びでした。市場に乗りつける楽しさや明日への期待を気楽に語る場面には希望が感じられ、読後には誰かと一緒に出かけたくなる気分にさせられました。