もう会わなくなって
君の影が増えるだけ
川の流れがまつ毛を照らしている
ねぇ君にあげた服の袖がほつれ頃には
また新しい大切な人に会うの
無駄になるのも愛の形で
2人はそれを部屋に隠した
君はまた髪を染めて
この場所を忘れるのね
ああ音の中今日も思い出す
少し大きな靴を履く見栄も
すぐに脚を組む癖も
小さな小指で約束したの
もう会えなくなって
また会えたらなって
無駄になる愛が増えてくだけで
いまはもう数えきれない
さよならは言わないで
いつかまた会えるさ
別れ際口にすれば容易いけれど
君はまた髪を揺らし この場所を離れていく
ああ音の上 思い出す
プルタブを鳴らして唄った事
君が眠る横顔に
押し花の輝きがある事
ああ音の中今も覚えてる
少し大きな靴を履く見栄も
すぐに脚を組む癖も
小さな小指で約束したの
もう会えなくなって
また会えたらなって
無駄になる愛が増えてくだけで
いまはもう数えきれない
さよならは言わないで
服の袖がほつれても
貴女を忘れないから
[ Romaji ]
大切な存在と離ればなれになった寂しさや、記憶の欠片を慈しむ切ない情景が心に沁み渡ります。共に過ごした時間が過去へと移り変わる中で、相手の仕草や細かな特徴を愛おしく振り返る様子が情緒豊かに描かれました。失った愛が決して無意味なものではなく、形を変えて心の中に居座り続ける尊さを実感いたします。季節が巡り環境が変わっても、特定の響きや光景を通じて、かつての体温を鮮明に思い浮かべてしまうのです。二度と戻らない日々を憂いつつ、約束を交わした指先の記憶を大切に抱えるひたむきさが、淡い色彩のように広がっています。忘れられない横顔や癖に想いを馳せるたび、優しさと悲しみが交互にやってくるような感覚を覚えました。さよならを拒む願いの裏にある真実の想いが、静かな祈りとなって響き渡ります。