おまえお立ちか お名残り惜しい
名残り情(なさけ)の くくみ酒
またも来るから 身を大切に
流行風邪(はやりかぜ)など 引かぬように
目出度(めでた)嬉しや 思うこと叶(かの)うた
末は鶴亀 五葉(ごよう)の松
[ Romaji ]
別れの場で交わされる短い言葉に、人を思う気持ちがぎゅっと詰まっていると感じました。見送る側の気づかいが伝わり、相手の健康を案じるやさしさが胸に残りました。以前はただの別れに見えましたが、今は互いを大切にする合図だと受け止めています。祝いの言葉が混ざることで場が明るくなり、また会おうという約束が静かな力になってくれるように思えました。子どもでも分かる素直な表現で、誰かを大事にする気持ちが素直に伝わる点が印象的でした。