木造二階建ての古びたアパート
そこで僕は幸せに暮らしてた
カツカツでも夢をガツガツむさぼって
素敵な妄想の日々を描いてた
大した料理の腕もなかったけど
梅干が大好きな君がよく来て
味のダメ出しと一緒に話してた
未来の話がやっぱり好きだった
どこかで会えたら あの頃のまんまで
あの頃の事より これからのこと 話せたらいいね
苦しい時ほど あなたの面影を探して
たどり着けば二人でよく来た公園に
誰一人いないよ 音もなく
そんな寂しさを紛らわすかの様に
揺れるブランコが時を刻んでた
いつまでも続くはずだった現実も
少しずつ何か狂いだして
新しい物好きの君の心変わり
気付けば僕は一人になっていた
過ぎゆく月日に取り残されて 季節はずれの風鈴の音
寂しすぎるけどまだ愛しくて あなたの面影を残して
あれからずいぶんと過ぎてしまったけど
相変わらず元気でいるんでしょうか?
僕といえば長いこと住み慣れた
この街を離れるつもりです