いつも代わり映えない街並み
馴染めない僕は
独りよがりの
理想ばかり描く日々で
君は完璧な笑顔で今
誰かに微笑んだ
僕の知らない大人びたメイクが綺麗さ
幸せになれよと
心にもないセリフで幕を閉じた
都会の雑音紛れて
本当は君の名を呼ぶ
大好きだった君の声
笑い転げて見上げた空
その全てが愛おし過ぎて
怒って拗ねた君の横顔に
さよなら何て言わせないで僕に
移り変わる季節の合間に
置いてきた手紙
君は読まずに
風とともに遠くに消えた
当たり前にあった
居心地良さに甘えてしまった僕
心閉まって旅立つけど
まだ僕のレンズは君へ
君がくれた君好みの服
一緒に観て泣いたあの映画
その全てが切なすぎて
後ろ姿人混みに消えて
さよなら何て言えないから君に
言わせないで僕に
さよなら何て言えないから君に