液晶の奥にはまだ開いてないページと話ばかり
頭の中までは覗かせてないのに分かる虫
明るくなって朝、また埋めるだけの腹
焦ったふりした功罪が一人洞穴でエコーしている
指の先で感じる暗がりの冷たさに
水の流れをなぞる終末の音を聞いて
冬の足跡さえも見落として
暮れていく日の単位が知らぬ間に俺を追い越して
諦めた事すべてを忘れるにはちょうどいい
雨に濡れた紙が乾いてくたびれた字が歪んでる
戻らないまま連なって回る、回る
眼球の動きを追って気付いたら体が狭い
伸びる影の端までは気にしないと決めたんじゃなかったっけ
浅はかで今更、何慮って賢しら
誰かが暴いた真実はまるで俺の口から出たみたいで
時の流れは未だ緩やかで、起こること全て
窓の外の景色を見てるみたい
あれは枯れ尾花か晴れ渡る空浮かぶ雲のなかで
乱反射した光が目を貫いた
暮れていく日の単位が知らぬ間に俺を追い越して
諦めた事すべてを忘れるにはちょうどいい
雨に濡れた紙が乾いてくたびれた字が歪んでる
戻らないまま連なって回る、回る
時になびく髪を食むように疎ましい風が吹いても
幻いだ世界をこの部屋から眺め、眺め、眺める
[ Romaji ]
液晶越しの情報や頭の中を巡る思考に振り回されつつ、部屋の中から世界を俯瞰する独特の距離感が興味深かったです。時の流れに取り残される焦りや、諦めた事柄が歪んで見える描写には、現代的な憂鬱が色濃く反映されていました。窓の外の景色を眺めるような冷めた視点が、ふとした光の乱反射で貫かれる瞬間に、生の実感が宿ります。幻のような日常を繋ぎ合わせ、狭い部屋から思考を広げる孤独な旅路に惹かれました。