人形の街|歌詞 小林私

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人形の街 小林私
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「人形の街」歌詞


[よみ:にんぎょうのまち]
歌手:

小林私

作詞:小林私
作曲:小林私
点から線へと繋げて出来た形が愛おしくなくても
抱えて生きていく、浅い呼吸でも息を続ける
天から見たこの家はきっと思うより小さく見える
でもこの絶望を忘れたら鏡でさえ疑って

私、人形の街をゆく 誰も知らないような風が吹く
継ぎ接ぎだらけ舞台の上で目を凝らそう

薄めたその血さえ貴方の名前を付けたら
私が呼んであげる、手を取って踊ってあげる
そうして朝が来て、清潔な営みへと戻る前に
私の体に傷を付けて

健全な日々は紅茶の香りと共に立ち消えてしまい、
濃い霧に包まれた光が膨らんで恐ろしい

人形の街をゆく 語り部のない夜を編んでいく
錆びた郵便函の手紙の宛名、開かなくても分かる、きっとそう

その目で見る世界はどんな夜でも明るいはず
冷たくなる体を冷たいままでいさせて
残り火が跳ねて足の甲に落ちても
私の形はもう変わらないこと愛して

薄めたその血さえ貴方の名前を付けたら
私が呼んであげる、手を取って踊ってあげる

例えば貴方が何処へも行けなくなったら
私が呼んであげる、手を握って眠ってあげる
そうして朝が来て、清潔な営みへと戻る前に
私の体に傷を付けて、私の形を変えてみせて

アニメ「アルネの事件簿」エンディングテーマ
アルバム「原作_2」収録曲



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人形の街の一言メモ

不確かな自分という器を抱えながら、冷徹な現実と幻想の間で揺れ動く繊細な精神性に、深く引き込まれました。かつては形のない絶望に怯え、息苦しさに耐えるだけでしたが、現在は痛覚さえも生の実感に変えようとする強烈な祈りを捧げています。整えられた日常を拒み、深い闇の中で誰かと深く繋がろうとする無垢な執着が、非常に美しく胸を打ちました。変わりゆく世界の中で不変の愛を求める姿が、舞台の照明に照らされた孤独な踊り子のように凛として見えます。朝の光がすべてを白日の下に晒す前に、自分だけの真実を刻みつけようとする果敢な覚悟が、冷たく澄み切った空気のように五感へと浸透しました。孤独な夜を慈しみ、唯一無二の絆を育もうとする気高い魂の震えが、静寂の底でいつまでも共鳴し続けております。
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