壁に貼られた
「ママ 大好き」
クレヨンの字が
まだ やわらかい
カビのにおいを
風が さらってく
柱の影に
笑み うかぶ
ああ
イナサの記憶
リライ・リライ・リライレ
イナサの記憶
リライ・リライ・リライレ
イナサの記憶
リライ・リライ・リライレ
[ Romaji ]
古い記憶の中に残っている幼い頃の愛情が、カビの匂いや風の音と共に切なく蘇ってきました。壁に貼られた拙い文字から、変わらない深い愛を感じて胸が熱くなりました。もう戻れない時間であっても、その記憶が柱の影で優しく笑っているような、温かな寂しさを覚えました。時間の経過とともにやわらかさを増していく思い出が、今の自分を静かに支えてくれていることに気づかされました。