とまれみよの一言メモ
車窓を飛ばすような速さで気持ちが行ったり来たりして、どこへ向かうのか分からないまま景色だけが流れていく感覚が面白かったです。ふざけた言葉や小さな欲望が混ざり合い、笑いと不安が同時に湧き上がる様子が目に浮かびました。止まるべきか進むべきか迷う心が何度も叫んでいるのに、結局またハンドルを握ってしまう弱さが人間らしくて親しみを覚えます。途中で見つける匂いや色、ちょっとした出来事が思いがけず心を揺らし、遠くの海を夢見る気持ちが素直に伝わってきました。仲間とふざけ合う場面には温かさがあり、同時に迷子になった自分を笑い飛ばす強さも感じられました。繰り返す「進め」と「止まれ」の間で揺れる心を、そのまま受け止める優しさがあって、最後にはまた走り出す勇気をそっと後押ししてくれるように思えました。