小腹が空いたと手に取る
可も不可もない菓子パンのように
ただそこを通過するだけの音
紛い物だって本物だろう
消費する君と されるだけの
ねえ
そう君は軽く触れたっけ
明日は風
吹かれて飛ばされちまうくらい軽く
君は違う歌も歌えたはずなんだろ
訳もなく青い空がただ青く
また気付かされた それで良いって
君は言う
「ライターの最後なんて見たことないね」
そうだよね
近付いて どっか行って どこかに居て
ねえ
都合良く そこに僕らがあっただけなのに
夢中になれたのは何故だろうね
君にまた触れたいと思った
それは確かで
[ Romaji ]
日常の何気ない瞬間にふと沸き起こる、理由のない切なさと愛着が丁寧に表現されています。通り過ぎていく時間や物事の中で、確かに感じた温もりが記憶に刻まれる様子がとても印象的でした。都合の良い関係であっても、その瞬間に抱いた夢中な気持ちは本物だったのだと、過去を肯定する優しさに包まれるような感覚です。