小さな頃に見た 高く飛んでいくカイト
離さないよう ぎゅっと強く 握りしめていた糸
憧れた未来は 一番星の側に
そこから何が見えるのか ずっと知りたかった
母は言った「泣かないで」と
父は言った「逃げていい」と
その度にやまない夢と
空の青さを知っていく
風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
小さな頃に見た 大きな羽のカイト
思い出よりとても古く 小さい姿でいた
憧れた未来は いつもの右ポケットに
誰も知らない物語を 密かに忍ばせて
友は言った「忘れない」と
あなたは言った「愛してる」と
些細な傷に宿るもの
聞こえて来る どこからか
風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
嵐の中をかき分けていく小さなカイトよ
悲しみを越えてどこまでも行こう
そして帰ろう その糸の繋がった先まで
風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
[ Romaji ]
糸を握りしめる感覚から始まる記憶の温度が、今の胸の奥で静かに息をしていて、遠くを見上げるまなざしをやさしく支えてくれるように感じました。励ましや許しの言葉に触れた過去が、逃げてもまた歩き出せる土台になり、弱さを抱えたままでも前へ進めると素直に思えます。願いごとは大きな旗ではなく、ポケットにしまった小さな物語として生き続け、ふとした瞬間に背中を押す合図へ変わっていくのが心強いです。痛みの跡にもやわらかな光が宿り、忘れないという約束や愛しているという気持ちが、風に乗る歌のようにそっと寄り添いました。嵐に向かう勇気は派手な叫びではなく、糸の先を確かめる慎重さと、戻る場所を忘れない賢さで守られていると感じます。夢を叶えたいと願う気持ちは、誰かのための祈りと重なり合い、ひとりでは届かない高さへ届く階段を少しずつかけてくれました。風が変わるたびに目の前の景色も変わりましたが、口ずさむように歩幅を合わせれば、不安の輪郭がやわらぎ、今の自分に合う速度が見つかります。幼い日の憧れは形を変えましたが、進む方向を照らすひと筋の合図は消えずに残っていて、糸を離さずたぐりながら、ここからまた静かに前進したいと穏やかに思います。