君の目で世界を見てみたい
僕には見えないものが見えるはずだから
今はまだ答えを知りたくない
喜びと悲しみに出会うべき時に
波に洗われた ガラスの欠片を
集めて 蝋燭に火を灯した
君が笑ったら 空気が震えるから
儚い思いが少しこぼれた
今年最後の海へ向かう
夕焼けが白いシャツを染める
二つの長い影を残して
夏が終わりを急いでる
波は打ち寄せ 繰り返すけど
ただ一つとして同じ形はないから
破り捨てられた ノートの欠片を
集めて 青空に撒き散らした
君が泣くまでは 僕は泣かないから
儚い願いが届く時がきっと
今年最後の海へ向かう
夕焼けが白いシャツを染める
二つの長い影を残して
夏が終わりを急いでる
今年最後の海へ向かう
汐風が赤い髪を梳かす
丸いガラスを光に透かして
次の言葉を探してる
[ Romaji ]
海辺の光や風景を通して誰かの見ている世界に触れたくなる好奇心と、それを急がない穏やかな強さが混ざり合って伝わってきました。小さな欠片を集める仕草が宝物探しのように愛おしく感じられ、思い出を丁寧に扱う優しさが素直に胸に届きます。笑顔や涙で空気が揺れるといった感覚的な描写が効果的で、身近な光景が心の振れを映す鏡になっていることに気づかされました。繰り返す波と二つと同じ形のない硝子の比喩が、不確かさの中にも固有の価値があることを静かに教えてくれます。季節の移ろいを感じながら言葉を探す姿勢は誠実で、何気ない場面に込められた思いを大切に残しておきたいと思わせる温度がありました。誰かといる時間をそっと愛おしむ視点が優しく、読む人の心をやわらげる表現が豊かに広がっていると感じました。