上 見ながらトップギアで
走りながら蟻も踏まず進め
目立つ程度ならキスの雨あられ
目に余るようなら槍が降ります
時間と自分を担保にして
命からがら辿り着いた未来
ご褒美が並んだショーケース憐れ
猛毒のガスが充満しています
YUKE ! 心もカラダもいっそ魂も
URE ! 撒き散らして磨り減った感情に綿を詰めて
何に怯え何に魅せられ 僕らはまた旅をするのか
ストップ 胸が高鳴るよう
お金出して褒めて頂く批評
見せつけるつもりが見世物
それも才能 NO 能書きが過ぎます
YUKE ! イチかバチかでもういっそプライドも
URE ! ありきたりで色のない思い出に技を詰めて
どこへ向かい誰に出会えば 満たされるその日が来るのか
イビツな形だから光ったはずなのに
人と違うから作れたはずなのに
YUKE ! 心もカラダもいっそ魂も
URE ! 撒き散らして磨り減った感情に愛を詰めて
何に怯え何に魅せられ 僕らはまた旅をするのか
[ Romaji ]
強く光ろうとして無理を重ねる人の息づかいが伝わってきて、がむしゃらさの裏にある疲れと孤独を感じました。みんなから注目されたいという気持ちと、目立ちすぎると叩かれる怖さが同じ胸の中でぶつかり合っていて、その綱引きがとても現実的に響きます。褒美や称賛を手に入れるために自分を削ってきたことが、いつの間にか本当の心を見えにくくしていると気づかされる描写が印象的でした。試行錯誤と犠牲を繰り返す中で「誰のために頑張っているのか」が揺らぎ、誇りと虚無の境界に立つような不安が胸に残ります。それでもなお前へ進む姿勢にはある種の純粋さがあり、失われた感情を取り戻そうとする小さな願いが見え隠れしていて希望も感じました。外側の評価に振り回されず、自分の色を大事にすることの難しさと大切さをやさしく教えてくれる一篇で、読む人の心にそっと問いかける力があると思います。