何を考えているの 何を望んでいるの
さっきから黙り込んだままで
静けさ 埋めるように 口笛を吹いたんだ
沈黙がその音を 吸い込んでいく
ゆらゆら 風の中で 君の髪がなびいて
柔らかく ほどけながら 僕の頬を触った
なんてことない約束を 隣り同士の日々を
はじめたいんだよ ずっと はじめたいんだよ
何も問題はないよ 何も心配はないよ
何を怖がっているというの
河川敷の隅っこから 動き出せないまま
気の利いた言葉ひとつ 言えやしないまま
分かり合うということを分かち合えばいいんだ
分かち合うということを分かり合えればいいんだ
わけもないことのようで うめられない感じを
なくしたいんだよ もっと なくしたいんだよ
すっかり冷えたね 少し笑った横顔
今 この胸に残す
ゆらゆら 風の中で 君の髪がなびいて
柔らかく ほどけながら 僕の頬を離れた
なんてことない約束を 隣り同士の日々を
なにげない瞬間を 特別と呼べる日々を
重ねたいんだよ ずっと 重ねたいんだよ