低めの声が私の好みで
誘いにのった週末の夜
その場しのぎのぬくもりだけが
かわいた胸の奥
ひたひた満たしてくれるから
何を求めて 街をさまよう
あなたもまた
くだらない 意味もない
でまかせみたいに抱きあいながら
くだらない 意味もない 明日を夢見る
寂しさを寄せあって まるで迷子の仔猫たち
心の傷は見ないふりをして
それがルールよ 刹那の恋は
体以上に確かなものが
見つかるまで誰も
ヤだヤだ 首輪を付けないで
日々の迷路で 運命(ほし)を探すの
私もまた
しどけなく あてもなく
同んなじ匂いの人に惹かれて
しどけなく あてもなく 甘えてみせるわ
退屈をかさねあう 愛に迷子の仔猫たち
くだらない 意味もない
でまかせみたいに抱きあいながら
くだらない 意味もない 明日を夢見る
寂しさを寄せあって まるで迷子の仔猫たち