ここから始まるんだ 遠くに覗いた未来は
そっと 僕らを見つけ出す
追いかける度 心躍った
夢中になるほど ただ眩しかった
何も知らない土地をなぞって
木々をかき分けて 宙の中へ飛び込んだ
冷たい落ち葉がピシャリ泣いて その雨を思い出す
ひどく焦げた夜の風に吹かれて あの熱を思い出す
汗に濡れた額に日差しを浴びて また強さ思い出す
この出逢いに僕の全てを賭けて どこまでも行くよ
鳴りやまないんだ この鼓動が
目指す場所への合図なんだ
振り向かないよ そう決めたんだ
目の前の景色 手に取って感じてよ
声高らかに今を 歌い上げてしまおう
この時間も 実感も 何もかも連れて飛ぼう さぁ!
スタートが少し怖かったのは
落ち込んだ背中を 何度も見ていたから
誰も知らない道を選んで
地図をかき足して 海原へ舵を切った
荒い波の唸り声聞いて 優しさを思い出す
澄んだ空と昇る陽の匂いがして あの色を思い出す
瞬いてる無数の星数えて また弱さ思い出す
この出逢いに僕ら全てを賭けて どこまでも行こう
聞こえてるんだ この歓声が
響く方へ 導いてるんだ
止まらせないよ 教えてくれた
この先の景色 目を閉じて浮かべてよ
こんなとこまで来たら 突き抜けてしまおう
過ぎた日々も その意味も 忽ち全て光って さぁ!
鳴りやまないんだ この鼓動が
目指す場所への合図なんだ
振り向かないよ そう決めたんだ
あの日の未来は ここにある
迷わないで 紡ぐのなら
誰かを抱きしめるような歌を
大それたことも僕らなら背負っていけるはず
いっそ世界さえも巻き込んで
いつか芽吹く夢を信じて