溶けない あまったるい 願いひとつ
溶けない あまったるい 苦い恋をひとつ
最低と最高が
分離してなぜか
混ざり合わず 変な味だ べとべと
繋ぐように つき離して
いたずらなセリフとか
“こんなもん”を並べてみる 手と手と
いま言ってる言葉が
明日も同じ吹き出しだって
だれが言えるの？
あたしたちって 甘すぎたみたい
運命なんて かき混ぜて溶かして
漫画のような 恋なんてどこにもない
なのに ざらり まとわりついて
ばったりなんて会えない
どの服 試着したって映えない
のぼせあがるほどは夢中にならない
真夜中ひとりきり
夢みたいな妄想なんて
大抵夢の手前で起きる
そうでしょ？
これがリアルで どれもあたしで
それでも好きだって言えるの？
寂しい 苦しいを 飛び越えてなんになるの？
これがリアルで どれもあたしで
それでも好きなんて
こぼれ 溢れ 流れ 消える
嘘、苦い 甘い 痛い 辛いのなか
こぼれ 溢れ 流れ 砕く
続きは 無いよもう
ページは 無いよもう
あぁ、甘すぎたみたい
永遠を一瞬見たけど
あぁ、漫画のようにいかない
だってそうでしょ
あたしたちって 甘すぎたみたい
運命なんて かき混ぜて溶かして
漫画のような 恋なんてどこにもない
なのに 君が まとわりついて
溶けないね
