小林私「柿落し」歌詞

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柿落し / 小林私
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「柿落し」歌詞

歌手:小林私
作詞:小林私
作曲:小林私

手を伸ばせば暮らしに届く住み処に居続ける危うさを
僕は時折考えている、暖房の効いた部屋で

伸ばせるだけ伸ばした直径が
身の程と知っていてもいいからといえ目を背けないなら
辿り着ける場所があるような、ないような
薬を飲むのも上手くなったからこの痛みはすぐに引くよ

鈍感な人生賛歌に傾倒してる体の今ある位置を探る
柔い布が暖かい陽射しを浴びて
痛快な箴言さんざめく閉口しても運動になるから
意味のない言葉を連ねて漂わせる、首を長くして

要するにどうもしたくない現状を延命する為の病床を
上限まで借り切っている足の先がまた遠くなっている
超常現象、生存本能、先攻後攻など虚しく空を切っている
見る・知るを飛ばし居る時分の皮膚は尚、
乾燥してるから鈍く重い風にも気が付かないので
半袖にしたら切り傷に沁みる忌み嫌われたこれが
痛みという時代にそぐわない過去の産物へ
期待のない怒りだけ残っている

程なくと本題の屑に躓いて起き上がる地面の味

韜晦した厭世さながら
本末転倒に幸福が遠ざかるような呼吸をしている者
その誤解を解したい、尊大な態度が今まで鼻についていたの

泥にまみれた虫の足音、渋柿を食べているアスファルト
人生はまだこんなもんじゃないと手近にある全て抱きかかえよ


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