遠い遠い野原のすみで 蕾ほころばせゆく花よ
光あびて水汲み上げて 大気の中 香り放てよ
遠い遠い岩場の陰で 冷たい風に揺れる花よ
空に茎を地に根を伸ばし 生きた証 種に刻めよ
たとえ誰からも赤らみを 見られることなくともいい
花よ花よ どこに芽生えようと 枯れ散る日まで 咲き続けろ
遠い遠い夜空の彼方 もうじき役目終える星よ
体燃えて 尽きるその前に ちいさな願いをかけさせて
星座から遠く離れても 名前すらなくともいい
星よ星よ おじけづくことなく 今 堂々と輝けよ
形あるもの皆 朽ちるとも 時が流れゆくともいい
花よ星よ 人の胸の中で 終わることない歌となれ
歌よ歌よ 人の胸の中に 花咲かせろよ 星灯せよ
花よ星よ 人の胸の中で 終わることない歌となれ
歌よ歌よ 人の胸の中に 花咲かせろよ 星灯せよ
遠くて近い 近くて遠い 歌で結ばれた花と星