浮かない瞳で部屋の隅を見てる
あなたにはあなただけの
思いもあるのでしょう
誰かに永く守られて生きてきたから
私には貴方のこと
愛する資格がないのかな?
硝子のように脆く崩れたなら
悲しみも淋しさもなかったように
去れるけど
でもあの日振り返って見たのよ
静かな夜明けを
貴方がその全て
短い、つかの間の夢が光る程
「目覚めとか気づき」みたいのに
呑まれるのが怖くなる
淋しい思いを受け流すことだけ
上手くなる私の事
好きにはなれなかったけど
ガラスの底で光る砂の星は
行かないで 行かないで
言えなかった言葉たち
見上げて消えていく濃い夜の色
何もかも忘れてく
そんな風にできないけど
でもそうして振り返って見たのよ
静かな夜明けを
貴方がその全て
静かな夜明けよ
貴方がその全て