絡まる細い糸を
少しづつ解くような日々に
嫌気が差した時には
誰か助けてくれるかな
散らかる部屋ごと
いっそ消えてしまえたなら
自分の価値を知れるのかな
行き場の無い心に咲いて 霞んでくのは
悲しい真実を 優しい嘘が 色付けている
鮮やかな毎日
優しくあれと強いられて
知らぬ間に息は詰まって行く
正しくあれと強いられて
それは誰にとってなんだろう
知らない誰かが
見えない場所で傷付いて
どうする事が正解なの
行き場の無い心に咲いて 霞んでくのは
悲しい真実を 優しい嘘が 色付けている
鮮やかな毎日
届かなかった言葉は
言っていないのと同じ事で
誰も知らないのは
いないのと変わらないのかい
それなら僕らは
どうして どうして ねぇ
行き場の無い心に咲いて 霞んでくのは
悲しい真実を 優しい嘘が 色付けている
鮮やかな毎日
行き場の無い心に咲いて 霞んでくのは
悲しい真実を 優しい嘘が 色付けている
鮮やかな毎日
[ Romaji ]
張り詰めた糸をほどくような疲れが背景にあって、その上で人が嘘と本音を行き来する姿が静かに心に届きました。嘘がやさしさの仮面になるとき、息がしづらくなる感覚をやさしく教えてくれて、誰かの期待に合わせようとして自分を見失う怖さが分かりやすく描かれています。部屋の乱れや小さな逃げ出したい気持ちが絵になって見えて、助けを求める勇気とそれが届かない苦しさが同居しているのだと感じました。言えなかった言葉が重さとなって残ること、言われた言葉ですら彩りを変えてしまうことを丁寧に扱っていて、人はいつのまにか自分に嘘をついてしまうのだなと考えさせられました。きらびやかな日々の裏に潜むしんどさを否定せずにすくい上げるやわらかさがあり、読む人は自分の小さな迷いをそっと受け止めてもらったような気持ちになります。最後まで嘘と真実が溶け合う様子を追うことで、結論だけで人を裁くのは簡単だが、そこに至る痛みを想像することが大切だと改めて思わされました。