シンデレラグレイの一言メモ
色のない世界にぽつんと立っているような寂しさが伝わってきて、胸がぎゅっとなりました。からかいや優しさのはずが重くのしかかってしまう場面を読むと、言葉が届かないもどかしさや、誰にも分かってもらえなかった過去の痛みがいつまでも心に残ることがよくわかりました。明るい場所にいても自分だけ灰色に見える気持ちは、とてもつらくて逃げたくなるけれど、それでも誰かの声に救われた記憶があるからこそ人を求めてしまうのだと感じました。自由を望みながらも、ある人との不自由さに救われるという矛盾に気づく瞬間は切なく、期待が大きいほど傷つきやすいということも胸に響きました。何度も消したいと願うほどの苦しみがあって、それをどうにかして忘れたいという叫びが聞こえてくるようでしたが、同時に優しさを受け取りたかっただけだという素直な気持ちが真っ直ぐに伝わってきて、読んでいると自然と相手を大切に思う気持ちが湧いてきました。最後まで読むと、完璧でなくても誰かに寄り添ってもらうことの大切さや、言葉にできない願いを抱えたまま生きる強さをそっと教えられた気がしました。