ずぶぬれズックに草ぼーぼー
見えない向こうの国境付近
ジープはぼこぼこ進むだけ
緑と青の境界線
夏の 緑と青の境界線
裸足を今日も振りまわし
ヒバリのつがいはやりまくる
ジープは僕らに追い付いて
土煙 いつまでも昼休み
夏の ほつれて切れそうな 赤い糸
終わりを知らない夏ならば
何所にもいかないよ
もう会うこともないんだろう
柑橘の草いきれ
夏の ほつれて切れそうな 赤い糸
[ Romaji ]
草いきれや砂埃が舞う中で、永遠に続くかのような夏の気だるさと生命力が鮮烈に描かれています。境界線が曖昧になるほどの眩しい光景が、過ぎ去った日々の記憶を呼び起こしました。ほどけそうな赤い糸という表現には、儚い縁を大切に想う気持ちと諦めが混ざり合い、胸に深く染み渡ります。