ヨーロレイヒ ヨーロレイヒ
ヴァイオリンのメロディー
アルコがビッツィカートに
夕立ち 夏の色は 胸の隙間を濡らしながら
コーダ・ノートを掻き消して
長い夕暮れがどこまでも戦ぐ
どうしよう 何もせずに 一寸先なら闇の中 それで
どうしよう カデンツァの指示
一瞬またたき闇の中
空に飛んでった 妄想がぽろり
雲になったまま にわか雨降らす
カイトよ 陽も出ないうちなんて
一寸足りず飛べないまま
どうしよう 何もせずに 一寸先なら闇の中 それで
どうしよう 何もせずに 一寸足らず飛べないまま
空に飛んでった あなたがぽろり
涙こぼしてにわか雨降らす
張り裂けそうだよ 絡まった糸なら
一寸足らず飛べないまま
[ Romaji ]
クラシック音楽の用語と夕暮れの情景が美しく重なり、幻想的な寂しさが胸に迫りました。にわか雨のような涙や、空に消えた妄想といった繊細な描写が、どこか切なく心を揺さぶります。糸が絡まって飛べないカイトの姿に、もどかしい人間の孤独が静かに投影されていました。