車窓から見た街は今日も平穏
スローモーション 流されて
いつの間にか音のないイヤホン
このエモーション 歌ってよ
通過する故郷
僕はまだ帰れない
通過する故郷
僕はまだ帰れない
車窓から見た 待ち侘びてた色
もグラデーション 真っ黒に
いつの間にか鳴り出すイヤホン
プレイリスト 歌えるよ
ああ、記憶の影が
ああ、あなたの声が
ああ、その眼差しが
救った夜がある
もうここで降ろしてくれ
戻ってくれ
って、叫び出す心を
あやすように 瞼の裏 綴る言葉
通過する故郷
忘れてたわけじゃないけれど
無くしてたわけじゃないけれど
全てを抱えては行けないから
知りたいものに出会うたびに
無くせないものが増えるたびに
薄くなる影に手を触れるように
何度も目を逸らす僕を
何度も叱ってよ
何度も歌うから
通過する故郷
僕はまだ帰れない
通過する故郷
まだ見つめてる
[ Romaji ]
故郷を離れ、電車に揺られながら遠ざかる景色を見つめる孤独感と、前を向こうとする決意が混ざり合った複雑な心境に深く共感しました。かつて自分を支えてくれた人々の記憶を抱きしめつつ、今はまだ帰るべき時ではないと自らに言い聞かせる姿が切なくも頼もしいです。成長する過程で何かを失う怖さを抱えながら、それでも歌い続けることで自分を保とうとする青い情熱を感じました。過ぎ去る風景に手を振るような寂しさが、夜の闇に溶け込んでいくような感覚を覚えました。