きっと一つだけで良かった
一つだけの傘を誰かに優しく差し出せたのは
傷跡を見せるくらいなら濡れてもいいと思えたから
あなたが色んなこと教えてくれるたびに気づいていた
苦しくて 傷つくとしても もっと近づきたい
溺れるほどに 沈むほどに 私の中に潜って
いつかは鍵を開けて
生まれたままで そのままで 私の名前を呼んで
きっと一つだけで良かった
孤独を拾うたびに あなたを知るたびに
どうして? 忘れたくないもの 魔法みたいに増えていく
やがて雨音(おんがく)が鳴り出して 二つの鼓動が連なって
ぎこちない影がくっついて キラキラキラ
土砂降りのなか 見つめあって もっと近づきたいよ
絡めるのなら 結ぶのなら 幼気な手を笑って
震えて悴む手を
溺れるほどに 沈むほどに 私のそばにおいで
いつかは鍵を開けて
生まれたままで そのままで 私の傘にきてよ
きっと一つだけで良かった
やがて雨音(おんがく)が鳴り出して 二つの鼓動が連なって
ぎこちない影がくっついて キラキラキラ
[ Romaji ]
一つの傘をきっかけに、二人の距離が少しずつ縮まっていく様子がとても繊細に描かれていて、心が洗われるようでした。自分の弱さや傷を見せてもいいと思えるほど、相手を大切に思う気持ちの深さに感動しました。雨音が二人を繋ぐ音楽のように響き、重なり合う鼓動や影がキラキラと輝いて見える描写がとても幻想的です。孤独を抱えていた心が、誰かを知ることで魔法のように彩られていく変化が素敵だと思いました。雨降る街の中で、迷いながらも相手の懐へ飛び込もうとする純粋な想いが、真っ直ぐに届いてきました。