息吹 / 中島寂 歌詞

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息吹 / 中島寂
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息吹 歌詞


[よみ:いぶき]
歌手:中島寂
作詞:中島寂
作曲:中島寂

今日までを生きた
疲れは取れない
差し込んだ陽に
火傷を負ったの
知りたい筈の
明日咲く花の色に
割く心の隙間が無くなった

せめて春までと顔を出した
疑いもなく綺麗と言えた
嘗てに呆れられたばかりに
道端を仰いだ
妙に簡単に胸に落ちた
息をしていたい世界と泣いた
ここにしかない種に従った

肌を包む温度の中に
混じった寒さが背中を押す
揺らいでいる光の中を
大したことのない風が歩く

どこまでを生きた?
暦は使えない
差し込んだ日の
表情を読んだ
たまに訪れる
うつ伏せで寝たい日を
こよなく甘やかしてみたかった

必ず枯れて土に還ると
息吹の後に緑が咲くと
絶えず流れるこの営みに
凪ぐ空を仰いだ
幾つでも歳を重ねていたい
どこへでも君と朝を作りたい
思うだけでも春に繋がった

肌を包む温度の中に
混じった寒さが背中を押す
揺らいでいる光の中を
大したことのない風が歩く
蕾の香りを抱く様に
幼い写真を飾る様に
新しい風が吹く度に
思い出す雲が柔く包む

意味を掴めない日々を睨んで
つぎの季節も同じ気持ちで
繰り返しを無駄と僻んで
つぎの季節も同じ気持ちで

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息吹の一言メモ

蓄積された日々の疲労を抱えながらも、自然の微かな営みに救いを見出そうとする繊細な感受性に深く感じ入りました。かつては素直に愛でることができた色彩さえ見失いそうな困憊の中で、道端に咲く命や冷たさを孕んだ風が、止まりかけた足を再び前へと向かわせてくれました。必ず枯れては再生する植物の循環と己の生命を重ね合わせ、不器用な日常を慈しむ姿勢がとても清々しかったです。無意味に思える繰り返しの連鎖を睨みつけつつ、大切な存在と新しい朝を迎えたいと願うひたむきな祈りに、静かなる生命の力強さが宿っています。揺らぐ陽光の下で呼吸を整え、次の季節も変わらぬ想いで生き抜こうとする静謐な決意が、凍えた心をやわらかに解きほぐしました。
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