ある朝、鏡が問い掛けた
一体どこからどこまでが僕ですか
醜い昨日を纏うような
昨日が僕を纏っているような
悲しい話をしたいんじゃない
目を開くのがこわいだけさ
君が僕を見つけたことを
気のせいになんてしない
僕は僕が嫌だ!
たぶん君だって君が嫌だ!
だから見つめ合おうよ
瞳に映ったこの命を
許せるかな、愛せるかな
目を開くよ
何故、何故 独りで行けないの
鏡の向こうは答えてくれないね
傷付くこと、付けることの為に
生まれてきたって認めたくないなあ
君と僕が似ているのは
声や顔や過去じゃなくて
眩しくて よく見えなかった
未来のほうだったね
ミッドナイト 擬態した生態系
一端に端役の体裁で?
いつぞやの私は仮でした
みんなは本当ばかりでした
誰かより醜いから、らしくないから、もうそういうのいいから
また今度じゃなくて 本当の話をしよう
僕は君が好きだよ
応えは別にいらないよ
僕が見つけた瞳に
夢限の明日が潤んでいる
僕は僕が嫌だ!
たぶん君だって君が嫌だ!
だから見つめ合おうよ
瞳に映ったこの命を
許したいよ、愛したいよ
目を開くよ
ある朝、鏡に語り掛ける
「どこまでもが僕等だ」と
[ Romaji ]
鏡に向き合うような内省の語りが深く胸に触れ、自己否定と受容がせめぎ合う情景が繊細に紡がれていました。かつて仮面をまとって振る舞っていた時期があっただろうと想像でき、その戸惑いが今も影を落としていたことを思い出しました。今は互いの瞳を見つめ合うことで少しずつ距離を縮めようとしており、その試みが誠実で温かく感じられます。言葉にしにくい不安や恥ずかしさを抱えつつも、許すことや愛することを選ぼうとする決意がにじみ出ていて、未来に向けた小さな光が差しているように思えました。静謐な語りの奥に確かな強さが潜んでいて、心が落ち着くと同時に前へ進む勇気をそっと促された気持ちになりました。