昔 隣のおしゃれなおねえさんは
クリスマスの日 私に云った
今夜 8時になれば サンタが家にやって来る
ちがうよ それは絵本だけのおはなし
そういう私に ウィンクして
でもね 大人になれば あなたもわかる そのうちに
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
恋人がサンタクロース
背の高いサンタクロース 雪の街から来た
あれから いくつ冬がめぐり来たでしょう
今も彼女を 思い出すけど
ある日遠い街へと サンタがつれて行ったきり
そうよ 明日になれば 私も きっとわかるはず
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース プレゼントをかかえて
恋人がサンタクロース
寒そうにサンタクロース 雪の街から来る
恋人がサンタクロース
本当はサンタクロース つむじ風追い越して
恋人がサンタクロース
背の高いサンタクロース 私の家に来る
[ Romaji ]
幼い頃に聞いた不思議な約束が、成長した今の心にやさしく重なって、街の冷たい風まで少し温かく感じられました。憧れと現実のあいだを軽やかに行き来する空気が心地よくて、待つ時間そのものが物語になるのだと納得します。季節の匂いと足音のリズムに合わせて、期待が小さく膨らみ、玄関の灯りまで特別に見えました。誰かを思い出すたび、胸の奥に明かりが灯り、日常の景色が少しだけきれいに映ります。大人になるほど、夢の形は変わりましたが、やさしさを受け取る準備は前より上手になりました。明日の自分に向けて、そっと心を整え、笑顔で迎える支度をしておきたいと思いました。