道路に寝そべる
捨て子の赤ちゃん
寝ない子は誰
目を開けちゃだめ
寝ない子は誰
待ちきれないわ
この街は暗くて
それでも指先は
凍えた胸で
空を睨んで
叫びを残す
それはあなたの名前
首に絡んだ言葉
あなたの名前
愛より深く
憎しみより深く爛れた夢
することが無いから
数えた星屑
寝ない子は誰
まだ泣いちゃだめ
寝ない子は誰
あなたの影
誰か甘いお菓子が欲しい
飢えた身体で
満たされもせず
不毛だと知ってもあなたの影
あなたの影
あなたの影
影
[ Romaji ]
暗い街角に取り残されたような孤独な空気が胸に刺さり、やるせなさと抗いが同時に伝わってきました。誰かを呼ぶ小さな声が届かないまま膨らんでいく様子に胸が苦しくなり、名前が繰り返されるたびに深い想いがじわじわ広がるのを感じました。飢えや寒さに震える身体を抱える視点が生々しくて、単なる悲しみでは終わらない強い感情が滲んでいました。影を追い求めるような切実さは時に恐ろしく、またどこか救いを求める純粋さを含んでいて目が離せませんでした。夜の静けさに飲まれそうになりながらも、わずかな叫びが確かな存在証明になると示唆する力があり、読後には穏やかな希望ではないけれど、人に寄り添いたくなる気持ちが残りました。